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必死剣 鳥刺し

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あらすじ: 江戸時代、海坂藩の近習頭取・兼見三左ェ門(豊川悦司)は、
藩主・右京太夫(村上淳)の失政の元凶である愛妾(あいしょう)・連子(関めぐみ)を
3年前に城中で刺し殺すものの、寛大な処分によって再び藩主に仕えることに。亡妻・睦江(戸田菜穂)のめいであり、
身の周りの世話をしてくれる里尾(池脇千鶴)との日々の中で生きる力を取り戻すが……。


トヨエツさんが、現代の中間管理職のような感じで、
現代にも通じるサラリーマンの悲哀のようなものを感じました。

殿様の政治に対して口を出し、失政の原因を作った
側室を突然殺すシーンからはじまります。

時代劇はあまり見ないけれど、
朝げ、夕げを丁寧につくったり、
ほうきとちりとりで掃除をしたり、
日本人ならではの所作ふるまいがとても美しく
日本人に生まれてよかったと思いました。

そしてラスト20分は圧巻の一言。
別家(吉川晃司)との殺陣でいよいよ
必死剣 鳥刺しが出るのかと思いきや
そうではないんですね~~。

最初のシーンで演じられていた 能 「殺生石」
が物語の布石となっており、
まさに殺生石のキツネが
トヨエツさん演じる兼見三左ェ門なのでしょう。

あぁ深くて 美しくて 骨太な映画を
観させていただきました。
by miko-hiko | 2010-07-06 23:24 | ラブ試写会
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